[セントポーリア]
セントポーリアは、日本では、1970年~1980年にかけて大変人気を博したとても有名な植物です。
イワタバコ科の属のひとつでセントポーリア属の総称から名づけられています。和名ではアフリカスミレ属(英名 African violet の和訳)です。
ケニア南部やタンザニアの北部に自生します。というと、暑い場所のイメージがありますが、実際にはこの地域の高山地が自生地にあたりますので、冷涼な日陰を好みます。
気温では、5~7℃以上で栽培し、15度を超えると花が咲きます。ただし、30℃を超えるあたりから高温による障害が発生し生育不順や開花不順が目立ち始めます。
日本での栽培に当てはめると、冬の寒さが厳しいため通年の屋外での栽培は困難ですが、日陰を好むため室内で容易に栽培が可能で、日陰でも15℃以上で開花することを考えると、真冬と真夏の室温を少し気にかけてあげれば、一年中、花を楽しむことも可能です。
また、乾燥にもとても強く、土の表面がカラカラに乾いたら水を与えるぐらいで大丈夫です。目安としては、葉が水切れで垂れ始めるぐらいですので、実質、1~2週間に一回程度になります。
二回に一回程度の割合で肥料を与えると花を続けてあげてくれます。
[営利品種と非営利種]
流通するセントポーリアの多くは前者の「営利品種」にあたります。
これは海外の種苗会社が開発した生産・栽培しやすい品種ですが、日本に入ってくる品種数は限られており希少性に欠けます。
「非営利種」とは、呼び名の通り営利目的に増殖をされていない品種のことで容易に入手できません。
また、花色や性質の発現性が安定していないものも多く生産も困難。非常に希少性が高いセントポーリアです。
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[キメラ種]
セントポーリアは、原種として24種が発見されています。
初めて発見されてのは、1884年のことでいくつかの経緯を経て、1891年にドイツ人フォン・セントポール男爵により正式に、新属新種として認められました。
それ以来、園芸種が次々と開発され、現在では、その品種数は2万とも3万ともいわれるほど、たくさんの品種があります。
それらの中でも特に貴重な品種として扱われるのが「キメラ種」と呼ばれるもので、いわゆる、(突然)変異によって誕生しており、花色や花型、株姿などの性質の再現性が非常に低く、単に葉挿しをしただけでは増やすことさえできません(特別な部位を使って増殖をする)。
キメラ種は、そもそも増殖が困難で希少性の高さが維持され続ける品種です。
[セントポーリア ジアルプス]
・非営利・キメラ種
・クリーム色の花弁に紫のストライプが入ります。葉色が濃くしっかりとした葉です。
・気温や栽培環境により花色や花の大きさなどが変化することがあります。
[管理方法]
置き場所は、室内で窓辺などレースのカーテン越し程度の明るさの場所で管理します。最低気温で7℃を下回る枯れてします危険性があるので、冬の管理では特に夜温に気を付けて置き場所を決めてください。
水は、乾燥気味の管理をします。土がからからに乾いたら水をあたえるぐらいのタイミングで、概ね1~2週間に一回程度となります。水切れで葉が萎えはじめたら与えても大丈夫です。
開花は、15℃以上30℃以下でなら期待できますが、特に開花しやすい春と秋は水やり2回に一回程度の割合で液体肥料を水と一緒に与えると良いでしょう。
[商品規格]
3.5号ポット植え
[コンディションについて]
この商品は「現品限り」の商品となります。本種の特性として気温や栽培環境によって花色が変化することがありますので、撮影以降で開花する花の見かけが異なってしまうことが稀にあります。
当店では、できるだけ開花が休まないように早め花摘みを行っていますので、到着時のタイミングによっては花や蕾がない状態の場合があります。
[アカツカFFCパビリオン店頭商品(ご注意)]
この商品は、弊社(株式会社 赤塚植物園)が経営する園芸直売店のアカツカFFCパビリオンの店内で販売されている商品をそのまま掲載したものです。
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