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つりしのぶとは? |
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日本の古典園芸として、古くは江戸時代より楽しまれてきたと言われます。野生のシダ植物の忍(しのぶ)を団子状にしたものに植えつけをし、コケ玉のようにしたものを軒などに吊るして空間を植物で飾って楽しみます。
吊りシノブには、夏を涼しく過ごすアイデアが施され、しのぶの下にさらに風鈴を取り付け夏の風物詩的な楽しみ方が定着しています。
年中、軒下などにぶら下げて育てます。潅水は、玉ごとバケツの水などに浸して行い、時には、打ち水を行うと効果的です。
シノブが持つ、独特の涼しげな姿と風鈴の音色が暑い夏に一陣の涼を運んできてくれます。
冬は落葉しますがそのまま越冬が可能です。
広大な生産施設には、年間2万個に及ぶシノブが、空間を所狭しと埋め尽くしています。この生産者は、今から約40年前にシノブ作りに着手、当時、年間50個程度の生産量から現在の2万個へと拡大してきました。
『生き物だから個々に違う。完成品になっても、一つ一つが全く違う姿をしているから、お客様に満足していただくためには、たとえ、二万個でも一つ一つ丁寧に形を整えて、満足していただける商品を出荷したい。』と言われます。
冬は-8度まで気温が下がる場所でありながら加温一つせず、青空天井の栽培施設で厳しく栽培されたシノブは、お客様のお手元でも手軽に冬越しができます。 |
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栽培期間は、なんと5年半!! |
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■こだわりのシノブの苗の自家栽培 【4年】
つりしのぶの生産に使われる『シノブ』は、簡単につくるには、既製品を使用し、プラグ苗を購入し土玉に植えつけを行う。それを、養生して吊りシノブに仕立てていきますが。
本当のシノブは、良く伸びた地下茎を利用し、玉で1m以上のつる状の苗を巻き付けていきます。これを実現するためにこの生産者では、独自にシノブの苗を生産します。
写真は、幅1.5m、奥行き40mの苗床ですが、このような苗床が何本もあり、それぞれにシノブが横に60cm前後に隙間をあけて植えつけられています。このシノブを約4年間、栽培すると間の60cmの部分に繁茂し長い苗を収穫することができます。
このようにして、植えつけ用の苗を別途購入して即席で作るシノブではなく、幼苗の間から丹精込めて栽培されたシノブだからこそ、自信をもって、お客様にお届けできる良質な商品を作ることができるのです。 |
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■吊りシノブ栽培 【1年半】
●2~3月
シノブの苗は、4年間の養生を終え、約1m前後の長さで収穫されます。この収穫されたシノブの苗は、ピートモスやパーライトなどを主体として種々の用土を混合した独自の用土で作られた土台に巻き付けられていきます。巻き付けられた苗は上から麻ひもでしっかりと固定され、土台の形を安定させるために網が被せられます。
●4月~10月
形作られたシノブは、土台の中でゆっくりと根を張り、気温の上昇とともに少し芽を吹いて葉を展開します。一見すると充分商品になる姿のものもありますが、しっかりと根を張り、自信をもってお届けできる製品になるまでは、決して出荷はしません。
●11月~翌2月
10月を過ぎるとわずかに出たシノブの葉も自然と落葉します。
真冬には、生産施設は、-8℃まで温度が下がりますが、一切、加温せず、温室用のビニールなども張りません。もともと寒さに強い植物ですが、充分な寒さにあて耐寒性をつけます。
左の写真は、真冬の生産施設の風景です。寒冷地ではありませんが、山深い地域のため、冬季には、気温が下がり、時には、強い雪も降ります。
ご家庭での管理の場合、軒下での管理や新聞紙などで包んでの管理をおすすめしますが、生産者の元では、この様に雪が被ったままで厳しく栽培されています。
●3月~8月
越冬したシノブは、よりしっかりと根を張り、土台表面に茎を伸ばしています。気温の上昇とともに徐々に新しい芽が吹きはじめます。シノブの状態を見ながら充分に芽吹いて美しくなったものから出荷準備がされていきます。 |
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■南部鉄でできた音色の良い風鈴
南部鉄とは、17世紀のはじめに岩手県の盛岡市周辺の南部藩が京都より、職人を招いて作り始めた茶釜などが始まりとされ、その技術で作り出された風鈴がこれです。
音色の良さでは、『残したい日本の音百選』に選ばれるほどの良いを音を響かせます。正に、夏に涼を呼ぶ音色で、日本人ならどなた様でも癒されること間違いありません。
また、この風鈴には、古くから『疫病除け』『魔除け』の効果があるとされ、家のお守りとしても珍重されています。
商品としてお届けする際には、完成した『つりシノブ』にこの南部鉄風鈴を取り付けて完成となります。 |
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吊りシノブの生産量!日本一! |
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■他では決してマネできない良質吊りシノブの大量生産!
上記でもご紹介いたしましたとおり、苗の栽培に4年もかかってしまうこの吊りシノブの生産は、非常に手間と時間がかかってしまうのが現実です。そこで、吊りシノブを作るための苗を用意するために自生しているものを収穫してくるという方法もありますが、やはり、これでは、収穫量が安定せず、年間1~2万個を生産することはまず不可能といっても間違いありません。
自身の施設を活用し、4年の歳月をかけて苗を栽培できるこの生産者は、間違いなく、日本一の吊りシノブの生産者と言えます。
また、その生産過程には、随所にこだわりとこまめな心遣いがあり、商品、一つ一つがお客様のお手元に出荷される直前まで、お客様が納得いただける商品づくりに努めています。 |
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吊りシノブの魅力 |
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■夏に涼を呼ぶ日本の伝統工芸
南部鉄製の風鈴と音色と、その姿は、目と耳に訴え、夏に涼を運んできてくれます。
■意外と強健(-8℃までOK)(落葉性)
生産途中で、-8℃での戸外越冬を経験しておりますから、大抵の地域でそのまま越冬が可能です。戸外に飾っているのであれば、秋に自然と落葉し、そのまま、放置していても大丈夫。
■管理簡単!バケツの水につけるだけ!
一見すると水やりが面倒くさそうですが、実際は、バケツに張った水につけるだけ。シノブの玉をそっと持ち上げてみて乾いて軽くなってきていたら30秒ほどつけてあげるだけ。 |
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常緑性吊りしのぶについて |
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当社では、上記の落葉性のしのぶを用いた吊りしのぶの他に、常緑性のしのぶを用いた常緑つりしのぶをご用意いたしております。
この常緑性のつりしのぶは、先の落葉性とは異なり、寒さにとても弱いため屋外では、冬越しができません。ところが、冬前に屋内に置くことで、冬の間も美しい葉を楽しめます。
夏は、屋外で風鈴として楽しんで、冬は、風鈴を外して屋内に!インドアグリーンとして楽しめる新しいつりしのぶです。 |
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