Plants Diary : vol.01 |
ビギにゃん、マイガーデンをつくる! |
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ビギにゃん |
年齢不詳(結構若い)
近所に住んでいる。ネコだけに自由奔放で、フラッと現れてはイタズラをして逃げていく。
ひょんなことから知り合った園芸好きな不思議なイヌに影響されて少しずつ園芸の楽しさを学んでいく...。今はまだ食べられもしない花に夢中なグリわんを小馬鹿にしていますが...。 |
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グリわん |
年齢不詳(結構、年をとっている)
老犬で、小さいころからお店に住み着いているためか、お花に詳しい。持ち前の園芸知識を誰かに伝えたいと思っている。たまたま出会ったビギにゃんを園芸のスペシャリスト(グリーンサム)と呼ばれるまで育てたいとひそかに思っている。
たまに夢中になりすぎて煙たがられることがある。 |
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ここは、園芸にまったく興味のないビギにゃん(猫)と園芸に詳しいグリわん(犬)が、一緒に園芸作業をしながら、初心者でも楽しめる園芸のコツを紹介するコーナーです。
最初は、花壇を作ることから、お花を植えたり、植え替えたり、球根やタネをまいたり、少しずつ、少しずつ紹介していきます。 |
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はじまりのはじまり... |
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いつものように、イタズラがえりのビギにゃん。いつものように、するっと生垣を抜けたその先に、お花を育てる不思議なイヌがいました。
彼は、グリわん。ひっしに茶色い土をこねています。
土いじりに夢中になっていたグリわんが、ふと顔を上げるとけげんそうに自分を見つめるネコの姿を見つけました。
「何しているの?」
「今、花壇をつくっているんだよ。一緒にやってみるかい?」
それが、始まりでした...。 |
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Diary(ダイアリー) |
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今日、ヘンテコな犬と花壇を作ったよ!
なんだかプラスチックのレンガですごく簡単に組み立てられちゃった。さくさくっと積み上げてあっという間に完成。20分ぐらいかな?
思ったよりも小さくて...
想像していたより、可愛いサイズだから、僕のお昼寝スペースも邪魔しないくらいの大きさ!
ぽかぽか陽気には、花壇の横でお昼寝だにゃん!
中身はなかなか大きいヤツで、ずいぶんたくさん土が入ったよ。
軽い培養土以外にも、重い赤玉土を2割くらい混ぜ込んだんだ。これが花壇を作るときのポイントらしいゾ。
建築でいえばの骨組みみたいなものなんだって、花壇みたいに長い間使う土は、赤玉を入れるんだね!赤玉土は関東でしか取れないとか、鹿沼土っていうのも同じところで取れるらしい...。
培養土と赤玉と肥料(マグアンプK)とをひたすら混ぜる!混ぜる!混ぜる!
その後で、水を入れたんだけど、すごい量だったよ!ジョーロで6杯は確実だね!特に水は本当にたっぷり必要で、素人さんはちょっと腰が引けるくらいの量だったよ。最後にはひっくり返してドバっと入れていたからね。
バケツでいいんじゃないの?てくらい(笑)
犬がいうには、それをやっておかないと花が元気に育たないらしい。
......まぁ...僕は、花より団子!だけどね(笑)
ちなみに、犬の名前は、[グリわん]。これからいろいろ教えてくれるらしい!(2015.09.16) |
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Work(今日の作業) |
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1.花壇を組み立てる |
レンガを並べて、組み立てます。
専用のお手軽花壇レンガキットの場合、ベースのレンガを使用して1段目を組み立てます。手作りの花壇の場合、排水性が高くないと根腐れの原因になるため、花壇の底に排水マットを敷きつめます。
排水マットがない場合は、砂利などを敷き詰めてもいいでしょう。
また、土がこぼれださない様にシートをマットの上に敷いておきます。
シートは、防草シートなど排水性があり、土を通さないものであれば、なんでもかまいません。 |
2.用土を入れて土作り |
用土を花壇に入れます。 用土には、いろんな種類がありますが、軽いピートモスを主体にした用土を使用する場合は、赤玉土の中粒などを20%ほど混ぜると効果的です。
ピートモスは、有機成分のため、年数を経るごとに分解されてなくなってしまいますので、土の骨組みとして赤玉(無機成分)を追加します。 今回は、赤塚培養土(28L×2袋)と赤玉土(14L×1袋)を入れました。最終的にさらに赤塚培養土を1袋追加して混ぜました。 また、混ぜ込みの作業の間、終始、水を加え花壇の隅々までいきわたるようにします。 |
3.元肥を加えて土を仕上げる |
土が出来たら、元肥を加えます。
元肥には、いろんなものがありますが、おすすめは、マグアンプKです。一般的な水溶性の化成肥料と違い、肥料の与え過ぎが起こりにくいので、規定量を少々上回っても失敗することがありません。
ただし、極端な分量間違いは失敗の原因となりますので気をつけます。
この時もしっかりと水をかけながら作業をします。
土を軽く握ってみて、玉になり、つつくと崩れる程度にまで湿らせます。 |
4.花壇が完成! |
最後に表面を平らにならして作業終了です。
多くの植物は、日光が大好きです。そのため、花壇そのものが南向きになる様に作るととても生育が良く花がたくさん咲く綺麗な花壇になります。
これから植えつける植物の性質に合わせて花壇を設置する場所を決めると良いでしょう。
また、外で育てる草花の品種は、春~初夏、初夏~盛夏、晩夏~初秋、初秋~早春と季節の移り変わりに合わせて変遷していきます。
その変遷に合わせて花壇の草花も植え替えていくと季節感のある理想の花壇ができます。 |
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